ほぉずき林檎様から頂きました♪　月牙より『楓父』です♪

このすっとした立ち居振る舞い！

この何でもなさそうな中に垣間見える黒さが……素敵！！

マントから生まれ出るコウモリ達が、すごくかっこいいvvv

こんなにもかっこよく描けるって、本当にすごいです！

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　爆音をたて、かなりの数のバイクが楓父を取り囲む。
　赤いツナギで、奇妙な髪型の少年たちが下品に笑い声をあげる。
　いや、このご時勢で奇妙な格好をしているのは、楓父も変わらないのだが。

　「族潰しは、もう飽きているのだがな」

　一つため息を吐き、黒いマントを広げるように、少しだけ手を動かした。
　マントがざわめくように動き、無数のコウモリが生まれ出でる。
　髪をかきあげながら、それでも楽しそうに口の端を持ち上げた。

　「さあ、貴様らは何分もつかな」

　その声と同時に、楓父の周りを旋回していた暴走族の人数の三倍以上いるコウモリたちが、一斉に彼らに襲いかかった。
　あまりの出来事に、うろたえる者も多くいたが、果敢にも打ち落とそうと獲物を振り回す者もいる。
　だが、コウモリに当たれど、霧のように霧散するばかりで、その数は減るどころか増える一方である。

　その黒いカーテンの真ん中で、楓父は真っ赤に染まる瞳のまま、楽しげに笑った。

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ほぉずき林檎さま、本当にありがとうございました！