早村友裕様から頂きました♪ 月牙より『ネキ』です♪
ネキさん! 美人っっ!!!
はっ、失礼いたしました><
ネキさんのみでのイラストは初めてだったもので><
女性の柔らかさの中にあるパワフルさ!
油断のない青い瞳……かっこいーっ!!!
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「何? じーっと見て。楓様もやっとあたしの美しさに気付いたのかい?」
「ううん、そうじゃないけど。ネキさんの目、青くていいなって思って」
「……そうじゃないって」
「うん?」
まばたきも少なめに、大きな茶色の瞳がのぞきこんでくる。
じっくりと正面から見つめられ、ネキはいたたまれないように肩をすくめた。
「まあ、いいけどさ」
「私『も』って。他に誰かがネキさんの美しさに気付いた人がいるの?」
「この美貌だよ? いないわけがなかろうさ」
「そうなんだ」
聞いてみたものの、特に興味はなかったらしい。
さらりと流されて、思わず咬みついてやろうかと思ったが我慢した。
こんな何でもない事で、たとえ冗談で彼女にじゃれついただけでも身の危険というか、命の危険があるのだ。
ちらりとソファを見る。
こちらに背を向け、新聞を広げている楓父からは常に重圧のようなものを感じる。
そうだ、命に関わる事だ。
決して死にはしなくとも、それに近い所まで追い込まれる。
「なんだか、不平等な気がするねえ」
「何が?」
「色々だよ、色々。あたしみたいな美女にはね、色々あるんだよ」
「そうなんだ」
またしても特に突っ込んで聞いてくるわけでもない少女に、少しだけ目を細めた。
彼女に息がかからないようにため息をついたが、楓はその意味すらも分からないだろう。
「まあいいさ。ここにいる間は、いくらでもチャンスはあるって事だからね」
見入っていた青い瞳が光った気がした。
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早村友裕さま、本当にありがとうございました!