ほぉずき林檎様から頂きました♪ 月牙より『カラス』です♪
かわいいっ!!!
と、ぎゅーしたくなりました(///▽//vvv
カラス天狗のカラス先生。なまあしーっ!(そこか
本編にて、最初は団扇を使う案があったのですが
彼らが動いていたら、結局使わずじまいで><
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「あー、暇だな」
わずかに残る深い森の奥で、カラスは羽を伸ばしていた。
時折見かける、密猟者に向けて天狗の団扇で大風を起こし、イタズラするのも忘れない。
それでもカラスは目を細める。
「まったく、人間で遊ぶのも飽きたし、なんかねーかな」
永い時を生きる彼にとって、ほんの少し昔に想いを馳せる。
まだ楓の母が生きていた頃の、別に何もなくとも転がり込んでいた懐かしい日々。
彼女が見せる、明るい笑顔。ふくれっ面。
天狗の団扇で、彼女が室内で大風を起こしたときの、アイツが初めて見せた愕然とした顔には、彼女と二人で大笑いしたものだ。
その時からか、部屋の物を在るべき場所へ戻す力を、家中にかけたのは。
誰に聞かれるでもない、思い出し笑いをした瞬間。
真横に底の見えない闇が突如口を開け、物凄い引力をもって吸い込まれる。
「アイツ! だから一声かけろって……うわわっ!」
耐えるまでもなく、おかしな体勢のまま闇に消えた。
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ほぉずき林檎さま、本当にありがとうございました!