かみお様から頂きました♪ 月牙より『楓家+α』です♪
どどどうですかっ! まるで映画ポスターのようっ!
ネキさんや、怒りパパ様とか。
なんとバイトの子に、内田とセイまでっっvvv
なんか、めちゃ感動ですっ!!!
そしてそして〜ラフも頂けました♪ これがまた面白可愛いんですよ〜
パパ様のゴゴゴが個人的に、すんごい好きっ!
それぞれの個性がはっきり分かりますね〜
もひとつ! ワッショイっ!←?
こちらは原画に近いラフですね♪
キャラクターの配置で、いかに魅せるか。
本当に皆さま尊敬です!
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いつもと同じ朝を迎え、挨拶に顔を出した楓に、いつにも増して機嫌の良い楓父が後ろ手に何かを隠し、楓の顔をのぞきこんだ。
「おはよう、楓ちゃん! 今日はすごい物を頂いてきたのだよ」
「おはよう、パパ。何? パパもすっごく嬉しそう、そんなにすごい物なの?」
「きっと楓ちゃんも喜ぶんじゃないかな」
ゆったりと巻かれ、それでも大きな厚手の紙を楓の前に差し出す。
「何? 写真?」
「見てごらん」
紙にシワがつかないように、丁寧に開いていく楓。
眠そうな目は、輝きに変わった。高揚した顔は、明るく輝き、ほんのり桜色に頬が染まる。
「す、すごいね! どうしたの? うわぁ、ネキさんが帰ってきたら、見せてあげなきゃ! 私とコマさんの、この間の夜に帰ってきたところだね!」
「どうだい? 嬉しいかい?」
「当たり前だよー! どうしよう、居間に飾ろうか。あ、でも自分の絵を飾ってたら、おかしいかなぁ」
「楓ちゃんの発想が、おかしな事などあるものか! いい提案だね。よし、今すぐ場所をあけてあげよう」
楓の肩を抱き、台所から出て行く二人。
嬉々としてコマに見せている楓の声。
バイト姿まで模写されていたコマは、目立たぬようにしていたのにと複雑な声をあげ、そうよね。と沈んだ声が返った。
「コマ、ちょっと来い」
「……はい、槙原様」
台所に連れ込まれるコマは、失敗したとばかりに渋い顔をしている。
楓父の笑顔にキラリと光る赤い目が垣間見え、コマはきっちりとお座りをした。
「楓ちゃんがあんなにも笑顔でいるというのに、お前は何が問題だと言うのだ」
「いえ、何も。勘違いでした」
「当たり前だ。楓ちゃんに平伏して謝罪しろ」
「……はい」
居間へと戻っていく二人に、楓がイラストの一点を凝視している。
楓父が声をかければ、楓はゆっくりと顔を上げ、下部に描かれている右から二つ目を指さし、この人は誰? とコマに尋ねた。
バイト先の女従業員だと素直に答えたにも関わらず、楓の表情は晴れない。
「コマ。もう一回、台所に来い」
「……はい」
「私も手伝う?」
「いや、楓ちゃんはここにいなさい」
台所までついてきた楓に、とびきりの笑顔で返す楓父。
そう。と呟いて、楓は楓父に声をかけた。
「あのね? これ私の部屋に貼ってもいいかな?」
「ああ、いいけど。この部分は大丈夫かい?」
「うん。だってただのバイト仲間なんでしょう?」
コマに向かってそう問いかければ、彼は神妙な面持ちで大きくうなずいた。
「前にバイト先を見たいって言ってた時期があったでしょう? だから、少しでも見る事が出来て嬉しいよ」
「そうか。じゃあ楓ちゃんの部屋に飾ろうね!」
コマを台所へと残し、姿を消す二人。
お味噌汁の香ばしい匂いが漂う中、コマは小さくため息を吐いた。
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かみおさま、本当にありがとうございました!